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ベースにある世界観(7)

悪者が仲間になっていくドラマ



ヤムチャ、天津飯、ピッコロ大魔王、べジータ、人造人間17号、18号、魔人ブウ。
この誰もが孫悟空たちと出会う前は悪人でした。

ヤムチャは砂漠の盗賊。天津飯は殺し屋。
後の人達は言うまでもなく悪人でしたね。

しかし、物語が終わるときには、この誰もがみんな孫悟空たちの仲間になっています。

個人的には、この「悪」が「善」に変わっていくストーリーこそが、
ドラゴンボールの最大の魅力ではないかと思っています。

では、彼らはなぜ変わっていけたのでしょうか?

そのきっかけには、いつも孫悟空やその仲間たちの
やさしさや愛があったからだと思います。

ヤムチャや天津飯は、それほど強い悪があったわけではなかったので、
孫悟空と出会った瞬間からある程度、善人になっていきます。

ピッコロ大魔王に一番影響を与えたのは、なんと言っても、孫御飯です。
孫御飯の裏表のない純粋な心がピッコロの心を少しずつ変えていきます。

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べジータに最も影響を与えたのは、孫悟空とブルマ。
孫悟空がべジータを生かしてから、クリリン、孫御飯と共に戦う中で、
またカプセルコーポレーションでブルマと生活する中で、
べジータの心も大きく変わっていきます。

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※べジータもピッコロと同様に、孫悟空たちから影響を受けていることを自覚しています。 

人造人間18号を変えたのは、クリリンです。
彼は、17号と18号に埋め込まれた爆弾を取り除いてもらえるように
神龍(シェンロン)に頼むのです。

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※この時ヤムチャは、彼女のネックレスを神龍に頼もうとしたが、却下されました。 


最後に、魔人ブウを変えたのはミスターサタンでした。

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※べジータは自分も全く同じように助けられた事を忘れています。自分も相当危険だったくせに。。。

それぞれに変えたきっかけには、必ずその悪人に対する「愛」がありました。
24時間テレビの「愛は地球を救う」ではないですが、
ドラゴンボールの世界では実際にそうなっています。

孫悟空たちは、一度は力でねじ伏せるものの、
最終的に彼らを善人に変えていくのは、「力」ではなく「愛」であったのだと思います。

孫悟空が彼らをねじ伏せた後、ことごとく命をとらずに生かそうとするのは、
その「愛」の力に気づいていたからではないでしょうか。

べジータが最終巻でそのあたりを語っています。

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