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ブルマ・チチ・ランチ(3)

孫悟空の対極、ブルマの役割



ドラゴンボールという物語において、ブルマの役割は非常に大きなものです。

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上記のコマは、ドラゴンボール最終巻の最後にある1つのページです。

このページに象徴されるように、ドラゴンボールという物語は、
孫悟空とブルマが出会うことから始まります。

孫悟空とブルマというのは正反対なキャラクターです。

孫悟空は、お金がなく、力は強いけど、機械には弱く、普通の人間世界を全く知りません。
ブルマは、お金持ちで、力は弱いけど、機械には強く、普通の人間世界をよく知っています。

この2つのキャラクターは、お互いに補完関係にあったわけです。

孫悟空の強さがなければ、ドラゴンボールを集めることはできなかったでしょう。
ただし、ブルマがいなければ、ドラゴンレーダーがないので、
ドラゴンボールを探せませんでしたし、
そもそも孫悟空はドラゴンボールの存在を知ることはなかったでしょう。

カプセルコーポレーションで宇宙船を改造してもらわなければ、
ナメック星へも行けませんでした。

孫悟空は「気」の力で相手のいる場所を知れたり、
テレパシーで話せたり、瞬間移動ができます。
ブルマはスカウターの仕組みがわかり、宇宙にいくために宇宙船を改造できます。

現実に置き換えると、孫悟空は精神世界、目に見ない世界に非常に強く、
ブルマは現実世界に非常に強いと言えるかもしれません。

この2つは、両方がとても大切で、どちらか一方だけでは
上手くいかないものだと私は思います。

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※「気」で敵の接近に気づくクリリンたち。ブルマにはそういう能力は発達していません。
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※ブルマは戦わないので視力も普通。
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※べジータでもやはり文明を頼っています。


スピリチュアルな目に見えない精神世界は、より良く生きるためには非常に大切です。
しかし、それは現実世界とのバランスの中で、
両方を上手く取り入れてこそ活きるものだとも思います。

逆に、目に見えるものしか信じない、科学文明が全て。
というような生き方も少しバランスを欠いていると思います。
世の中には科学では証明されていないこともまだまだたくさんあります。

ブルマと孫悟空の関係が必ずしもそれを示すために描いているとは思いませんが、
結果的にそのような役割の違いを表すことになっているのではないでしょうか。

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※基本的には孫悟空と全く考え方が違うブルマ。でもなぜかつきあっている。
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※42巻最終巻の扉ページには、歳をとったブルマと孫悟空。やはり始まりと終わりはこの2人。





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