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ブルマ・チチ・ランチ(3)

誰もが持つ「善」と「悪」の2面性を象徴するランチ



ランチはクシャミをきっかけに、交互に「良い子」と「悪い子」になります。

「良い子」の時には、とことん善人です。
なんとあの筋斗雲(キントウン)にも乗れてしまうのです。

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※孫悟空につかまっていないランチさん。間違いなく自力で乗れてます。


しかし、「悪い子」のときは、なりふりかまわずマシンガンを発砲し、
銀行強盗も平気でやってしまいます。

この2つの極端な性格は何を意味するのでしょうか?

この2つの「善」と「悪」は、人間の中に誰もが持っている感情であり、
それを際立たせたのがランチというキャラクターだったのではないかと思います。

人間には誰もが人にやさしかったり、平和を望んだりと「善」の心があります。
しかし同時に、誰かを恨んだり、妬んだり、争いを望む、そんな「悪」の心も潜んでいます。

これは神様とピッコロ大魔王の関係にも似ていますが、
彼らはランチのエネルギーの大きいヴァージョンだったのではないでしょうか。

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※悪い子のランチさんは、ピッコロ大魔王の価値観に少し共鳴しています。

そんなランチも、やはり孫悟空や亀仙人たちと一緒に過ごす中で、
彼らのやさしさや愛情に触れる中で、少しずつ悪の心が消えていきます。


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※出会った頃のランチは、とにかく見境なく発砲します。危険極まりないです。
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※ピッコロ大魔王編では、悪い子のランチにも関わらず、死んだクリリンを介抱するやさしさをもっている。 



ランチはピッコロ大魔王編が終わってからは、
天津飯を追いかけて亀ハウスを飛び出してしまい、物語から姿を消します。

ピッコロ大魔王の「善」と「悪」のドラマが終息していく中で、
ランチの役目もなくなってきたのかもしれません。タイミングがあまりにも一致します。




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